XPマシン蘇生計画~Windows 10 TPを試す~ その2

引き続きWindows 10 TPはXPマシンを救えるのか?というところから。

前回ではグラフィックボードの増設によりビデオ周りが強化され、さらにHDMIからの音声出力ができるようになったという点がメインでした。

あと、前回の記事では触れていませんがキーボードを無線化しました。

IMG_3166

MicrosoftのWireless Desktop 2000です。キーボードと大きめのマウスのセット。
無線のセットを使うことで、USBポートの使用数を少なくしようというのが狙いです。

ここまでの出費(おまけでの登場物は除く)

ASUS HD5450SL ¥4,082
Microsoft Wireless Desktop 2000 ¥3,840

計:¥7,922

PC自体がやや重いので、キーボードやマウスの入力がうまくいかないことが…。
しかし、今回のBlu-rayドライブ搭載が結果としてPCにいい影響を与えることになるのでした。高かったけど

◆ 光学ドライブを入れ替える

さて、このPCには問題がまだまだあります。
「購入時に装着されていたDVDドライブが息をしていないこと」。
Windows 10 TPを導入する前からドライブが不調になってしまい、「イジェクトボタンを押すとトレイが出てくるがディスクを入れても読み込まない」という状態に。
そして、Windows 10 TPをインストールするとPCのドライブ一覧からDVDドライブが消え、Cドライブ(HDD)のみというやや悲しい事態になってしまいました。

そこでDVDドライブを入れ替えよう、という算段になったのですが、ここはせっかくなのでブルーレイドライブでも装着してみよう、ということになり。

IMG_3189

買ってきました。新PC組立まではこのPCで頑張ってもらいましょう。
というわけで装着していきます。
(中略)
そして電源を入れる…のですがWindowsのドライブは増えません。
BIOSではきちんと「PIONNER BD-RW…」と表示されているので認識的には問題なさそうなのですが…。

◆ レジストリを診る

どうやらXP?2000?以降にある不具合で、OSのバージョンアップをすると光学ドライブを認識しなくなるというバグのよう。
(前のドライブ自体もディスクが読み込まれなくなっただけで、電源は通ってるしドライブとしては認識されている)
Knowledge Baseの当該記事によれば、Fix Itが用意されているということだったがWindows 10では当然利用できず。

レジストリを書き換えて再起動すると…

bddrive_2

bddrive_1

OKです。デバイスマネージャでも表示されている。

(という感じでBDドライブの装着ができたのですが、1か月足らずで新PCの組立がされたため、結局BDは動作検証だけになりました。)

IMG_2958

PowerDVDでのブルーレイの再生も快適そのもの(若干メニュー呼び出しなどがすこしfpsが落ちたりPS3より操作が面倒という点はある)。

◆ そんなこんなで…

このレジストリの書き換え作業を終えると、今までOS起動後はずっと点灯しっぱなしだったHDDのアクセスランプが使用状況に合わせて点滅するようになりました。
ブルーレイ再生に合わせてCatalystの更新作業も行い、グラフィック周りの動作もだいぶ軽快になりました。これならあと5年ぐらいは戦える…か?

◆ Windows 10 TPでのWinSAT

さて、Windows 8まではシステムのプロパティにWindows エクスペリエンスインデックスという数値が表示されていたのですが、8.1からは表示されなくなりました。
一時期はWindows 10ではWinSATによる測定すらもできず、「WinSAT消滅か」などと騒がれていましたが、Build 9926では復活しており、8.1同様普通にコマンドプロンプトなどから実行することができます。
(ただし、現時点でWIN SCORE SHAREなどの外部ツールには対応していない)

ただし、現時点で10TPではDirectXを用いた「ゲーム用グラフィックス」の項目が測定できず、スコアが「9.9」になってしまいます。
というわけで、10TPでの測定結果はあまり参考にならなそうです(もともとEI自体が信頼できる数値かどうかはここでは触れません)

スクリーンショットなど撮っていなかったのですが、グラフィックスのスコアが2.2とかなり落ち込んでいました(プロセッサやメモリも3点台で全般的に低い)。やはりHD5450では限界か…。

◆ 終わりは突然に

そんなこんなで10TP導入から1か月ほど経ったある日、部屋の中からWindows Embbedded 8 Industry Pro(32bit版)のDVDを発掘(註:だいぶ前にDreamsparkを利用して手に入れたもので、海賊版などではありません)。
32bit版なので組みあがったばかりの新PCに入れてもあまりパフォーマンスが上がらないだろう、という理由にて、10TPの入っていたPCにインストールすることにしました。

しかし、HDDは320GBしかないこと、同系統のOSであることからデュアルブートをする意味が薄い(そもそも単OSで運用することを前提に使っていたのでパーティションの切り分けがうまくいかない)こともあり、
結局クリーンインストールという形で10TPには別れを告げることにしました。

1か月ほど半分メインマシンのような形で使用してきましたが、8.1と基本的には使い勝手は変わらないと思います。
変わらない≒良い点も悪い点も割と引き継いでいる、という意味です。
スタートメニューの復活、ストアアプリのウィンドウサイズ可変化、アクションセンターの拡充など新機能も多数ありましたが、なかでもデスクトップを複数用意できる仮想デスクトップはやはり一番の目玉と言えるでしょう。
仮想デスクトップに関しては、Linux系ではすでに多数のデスクトップ環境で採用されていて、ようやく追いついてきたか、というところです。実際自分自身これを使いこなせているかどうかは怪しいけど

PCの設定に関してはPC設定(ストアアプリ型)で大体の設定は完結できるようになっていましたが、コントロールパネルも8.1以前と同様に使えるという状態でした。
正式リリースの時はすべてPC設定に統合されてコントロールパネルは廃止になるのか、それとも8.1などと同様に混在した形で続いていくのか。この点は非常に気になっています。
(個人的にはPC設定は操作感が悪いので、なるべくコントロールパネルは従来通り残していってほしいと思っている派です。)

GUIのフォントも変わり、新しく「Yu Gothic UI」というフォントが登場しました。やっとMeiryo UIにも慣れてきたころだと思ったのに…
ただ、現時点では日本語フォントのレンダリングがうまくいっていないらしく、字形が変な点がそこかしこで見られます。これは実際にインストールして見てもらったほうが早いような…。
全角のアルファベットとかが違和感バリバリだったので、おまけでも登場した「Clover Day’s」で比較してみましょう。

yugothicui1 yugothicui1_m

左が10TPでのYu Gothic UIで、右が8.1でのMeiryo UIです。やっぱりなんかちょっとガタガタです。こればかりは改善を望むしかなさそうですが。

Windows 10 TPは「現時点では」かなりWindows8.1に近く、結局発表だけで終わってしまったWindows 8.1 Update2のような内容に近くなっていると思います。
あくまで「現時点では」なので、これから変わってくるとは思うのですが…。Yu Gothic UIねえ。

駆け足ではありますがくさった死体XPマシン蘇生計画としての結論は「Dreamsparkに登録してWindows Embbedded 8 Industry Proを持ってきてそれをインストールすればだいたいOK」ということになりました。なんだこの本末転倒。

(おわり)

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XPマシン蘇生計画~Windows 10 TPを試す~ その2」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: We Gonna Journey to Windows 10 | なんか書くところ

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