LOVEREC. 感想とか(ネタバレ)

ども、ご無沙汰でした。宝塚記念の話は今はしたくない

6月26日、恒例の月末エロゲの日でございまして、(また雨かよ…)と思いつつも秋葉原に出向き、予約していた作品を受け取りました。
それがLOVEREC.。27日28日と所用でプレーできず、29日の夜よりそそくさとプレー開始。
序盤については体験版で一通り読み終えていたのでCtrl押しっぱなしでスキップし、翌日さっそく個別ルート開始だ!と思ったらウイルス性?の胃炎かなんかで1日半を棒に振ってしまう。
ただ、体調が戻ってきてからは結構速いペースで読み進めて、6日の未明(!)には全ルートコンプリートになっていました。

誰に向けて書くでもなく、なんとなく感じたことをメモにしたためてみたのですが、
自分で読むだけというのもそれはそれでもったいないので、追記に感想をまとめておきます。

注意:ストーリーの核心や攻略に関する内容が書かれています。未プレイ・未コンプの方は見ないほうがいいと思います。


いつになく長文になってしまいました、特に後半。別に最初の3人の印象が薄いというわけではないのですが。

<共通ルート>

「あなたの望むハッピーエンドへ…」

攻略順は千穂→乃梨→美悠紀(→ヒトミ(→ハーレム))。もし違う人がいたら個別ルート終盤の展開がどうだったか教えてください。

最初に映画館のシーンで「いつものように笑顔で~」「それがワタシの、たったひとつの~」というセリフがある。これが後々大事な意味を持つことになるが、この時点では知る由もなし。

最初に一つ重要なことをネタバラシしておくと、このゲームは「個別ルートで二人は幸せに暮らしましたとさちゃんちゃん」で終わるわけではないということ。
どちらかというと「ループもの」に近いのだが、最初に攻略できる3人のルートを進めているうちは気づく場面は個別ルート終盤に限られる。3ルートどれも時系列で重要な出来事が同じなのでそこに気づけば…。

???「ぐ……は、ハメ撮り好きの彼氏を持ってしまったばっかりに……」

<千穂ルート>

「近くにいる人の気持ちには意外と気づけない?」
まず始めに、邪神だなんだひどいことをいって本当に申し訳ありませんでした(焼き土下座)
イベントスチルがストーリーが進むごとに可愛くなっていくのは反則…

千穂が実はタレント(というか女優)を目指しており、生主チホリンとして活躍しているという事実を知った旭は、彼女の知名度を上げるべく文化祭でイメージビデオを上映しよう!と提案する。
なぜ芸能界を目指そうと思ったのか。それは母・千草に振り向いてほしいから。千穂いわく、父が亡くなってから、心から笑うことがなくなってしまったのだと言う。目を見て話してくれないとも言った。千穂の想いを母に届けるためには…

千穂の父は海水浴中に沖に流され溺れかけた千穂を助けようとし、帰らぬ人となった。もう大切な人を亡くしたくない!という思いが、結果的に旭を救い、強くすることになる。

――旭と千穂の関係ももちろんだが、一見すると仕事で家を空けがちな千穂の母・千草と娘・千穂の関係も、「距離が近かったがゆえに」かえってすれ違っていた、というように感じられた。

<乃梨ルート>

「教えてOZ先生!トップアスリートの膣圧って誰に教えてもらったの?」
「道を間違えていたとしても、歩くことをやめなければ、いつか必ずたどり着く」
ロリ巨乳最高! ところどころ棒読みなセリフがあって面白かった。結構メタ的な発言も多く親近感も沸いた。膝に矢を受けてしまってな…。

OZとしての自分、乃梨としての自分。両方の自分に折り合いをつけつつ、「自分がしていきたいことは何か?」ということを見つけていく。
撮影と編集、旭と乃梨それぞれの得意分野を教えあいつつ、お互いの気持ちを確かめて…

乃梨は未来の「悪夢」を見ることがあったという。しかし、旭は一緒にいることによって不安と悪い未来をなくそうと尽力した。そう、その「悪夢」こそ…

――今考えると意味深な点も多いが、攻略中は乃梨ちゃん(+ヒトミ)に癒されっぱなしだった。クロデのつばめルートみたいな安心感が…。

<美悠紀ルート>

「一人ではいい映画を作ることはできない。監督、カメラマン、編集、そして…」
時々見せる柔らかい表情にグッとくる。本当はもっと甘えたい子なんじゃないだろうか。

部員とのすれ違いから映研を離れた美悠紀。「孤高の天才監督」だった彼女が、動好会という新たな場所で仲間の大切さを学び、最後には映研とも和解し、ともに最高の映画を作っていく。
彼女は実は病弱で小さい頃はろくに学校に行けず、友達もできなかった。そんな中、映画との出会いは彼女を変え、生きる希望を見出させたと彼女の父は語った。完璧主義なのはきっと、「映画に対する真摯な思い」が現れた結果なのだろう。そして、それは「仲間」が伴ってついに開花する…。

――乃梨ルートの終盤で、川に溺れる直前に美悠紀の影を見る。そして、美悠紀ルートでは唯一ふたりで川に転落してしまう。全体のストーリー的に見ると、本来の正妻は千穂より美悠紀?

<ヒトミルート>

「『ゆめ』を夢で終わらせない。いや、終わらせたくない。それが俺たちの願いだから」
もしも「もの」に心があったら。自分が長く使っている、愛着のあるものの「心」は…。

――ヒトミちゃん。第一印象から杏鈴に近いイメージがあったのだが、ルートに入って少し考えが変わった。どこか影があるというか…。3人のルートではあくまでカメラとして、傍観者としてふるまっていた節がある。そういう意味で、杏鈴に似ているといえば似ているのだろう。しかしここでは主役になる、「ゆめ」を叶える側ではなく、願う側になる。それがどういう意味を持つのか…はまだここでは書かないほうがいいだろう。

文化祭直前に嵐による落雷でデータが消失してしまい、学園までデータを取りに行く旭。それに美悠紀も同行するが、その努力もむなしく川へ転落してしまう。美悠紀は助かったが、旭はそのまま溺れてしまい…。
そして、彼女の作った世界で旭は「生き返る」。彼女の「旭と周りの人たちの想いを叶えたい」という「魔法」とともに。

ヒトミは旭にとって大切なパートナーであり、手放したくない。こうして理想の女の子の姿として現れてくれたヒトミを、やはり愛さないわけにはいかない。
文化祭では「カメラの精霊との恋愛を描いたモキュメンタリー」を作ろうとする。主演はもちろんヒトミだ。

しかし、何かがおかしい。経験してないはずなのに、なぜか「記憶」が残っている。乃梨ちゃんはだいぶ積極的だし、千穂と千草さんはすぐに打ち解けるし、美悠紀もどこか思いやりを感じるし…。
そして、「作られた世界」の終わりは刻一刻と近づいていた。

ヒトミは旭に「好き」と想いを伝える。それは旭も同じ。恋人としてのヒトミとともに、明日を生きようと願っていた。しかし、「作られた世界」にいることをわかっているヒトミは違った。
世界が歪みはじめる。「明日なんて来なければいい」というヒトミの想いが、時間をループさせてしまっていた。
イレギュラーなことをしてループからの脱出を試みる2人。ヒトミは「明日はデートがしたい。楽しみがあれば、きっと明日を迎えられる」と言う。そして、ついに「明日」がやってきた。しかし、それは「作られた世界」が終わるということでもあった。
モキュメンタリーのラストシーンで使おうとしていた展望台で、ヒトミはすべての真実を語る。この世界は、魔法によって作られたもので、旭たちを閉じ込めていること。乃梨との出会いから始まり、文化祭で幕を閉じること。始まりは同じだが、この世界にいる人の意思によって、結末が変わること。旭の「ゆめ」を叶えるために、ヒトミはその手助けをしていたこと。それで、「生きる希望を持ってほしい」と考えていたこと。
そして、ヒトミ自身は「この夢が終わってほしくない」と願ってしまっていたために、旭たちは夢から抜け出すことができなかったのだと。彼女は旭に別れを告げる。「目が覚めたら、いつものように笑顔で日々をお過ごしください」という言葉を残して、涙を浮かべながら…。

病室で目覚めた旭。仲間たちが見守っていた。愛機はボロボロになってしまっていた。ヒトミ最後?の願いによって、かろうじて最悪の結末は逃れたのであった。しかし、文化祭までは時間がない。このままでは文化祭で活動成果を発表できず、動好会は廃部になってしまう。
しかし、旭たちには「ヒトミが作った世界」での記憶が残っていた。そして、その間に撮影したデータも残っていた(ヒトミの姿だけきれいに消えていたが)。千穂は千草に撮影に協力してもらい、乃梨は父に文化祭に集中させてほしいとお願いし、美悠紀と旭は映研と相互に協力してもらえるよう頭を下げ、全身全霊をかけて制作に取り組む。なんとか文化祭の当日に作品を完成させた旭たちは、疲れからかそのまま部室で眠りについた。

ヒトミは、「世界」に一人残されていた。みんなとの思い出を胸に虚無の世界で生きていくこと。それが私の幸せなのだ、ハッピーエンドなのだ、と。しかし、本心は違っていた。
再びこの「世界」へとやってきた旭たちに向けて、感情を爆発させるヒトミ。本当は一緒にいたい、離れたくない!そして、物語は本当のハッピーエンドを迎えるのだった。

 
――「君と彼女と彼女の恋。」(以下「ととの。」と略す)という作品がある。エロゲーであるにもかかわらず「エロゲー・業界へのアンチテーゼ」として描かれた非常に個性の強い作品である。視点としてはその辺に近いのかなと思っていたのだが、それはさすがに考えすぎだったようだ。
素直に、乃梨ルートの終盤、3人攻略後に入る幕間、ヒトミルートの中盤(特にこのあたりの演出は本当に不安でしかたなかった。どうしても深夜に攻略しているので夢に出てくるんじゃないかという怖さすら感じた)などを見ていても非常に意味深に感じられる展開が多く、今回の作品はもしかしたら一筋縄ではいかないのでは?と思っていたがそうではなかった。
「ととの。」のような解釈はできるが、「じゃあ、みんな幸せにしたらいいんじゃないの?」という、ALcotからの答えなのかもしれない。世間的に見たら歪なのかもしれないけど、気持ちを通すという点では大切だし、創作サイドから見たらやはりどのキャラクターも愛されてほしい。そういうメッセージが感じ取れた。Clover Day’sは文句なしの良作だと思う。しかし、LOVEREC.が劣るかというとそういうわけではない。一見違うものを描いているように思えるが、結構この2作品には似通ったものを感じている。
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 

<ハーレムルート>

「いつか、答えを出さなければいけない時が来る。しかし、それでも…」
そんなわけで、ヒトミルートの後日談的な位置づけになるこのルート。ヒトミルート完走時点で立ち絵鑑賞モードは解禁されるが、妄想RECモードはここまで完走してないといけない。
# ちなみにヒトミルート完走時点ではヒトミのHシーン枠が1つあいているが、このルートを進めることで無事埋まる。

旭たちの強い想いによって、「カメラの中にいる精霊」として現実世界(のカメラの液晶上)に姿を現し、一緒に生活することができたヒトミ。千穂たちと「旭を独占しない」という淑女協定なるものを結んでいたが、ヒトミは例外として夜には独占が許された。
ヒトミへの想いがあれば、夢の中でヒトミと触れ合うことができる。もちろん、愛し合うことだって…その代償は予想以上に大きかったが。

そして、旭は千穂たちとどうしていくのか、とりあえずの答えを出すことにした。それは「みんなを愛すること」。意外にも、それに異論を唱える人はいなかった。ヒトミも皆と会いたいらしい。そんなわけで、みんなで梁瀬家に泊まり、熱い一夜をヒトミとともに過ごすのだった。

――そう。実はヒトミが好きだったのは旭だけじゃなかった。おいしいご飯を作ってくれたりして、世話を焼いてくれた千穂。少し強引だったけど、仲間として受け入れてくれた美悠紀。同級の友達として、クラスで一緒だった乃梨。ヒトミはみんなのことが大好きで。だから、みんなのことを幸せにしてあげたい。そう願っていたのだろう。
しかし、そんな中でも自分は欲を持ってしまった。自分も兄さまに愛してほしい。あの輪の中に、自分も混ざりたい。そんな想いが、「世界」の歪みとなって現れたと思った。だから、旭たちを返してあげないと…。自分は「もの」にすぎないのに、欲を持ってしまったことは罪なのだ。だから、自分の作った世界の中で虚無に生きていくしかない。
しかし、旭たちはどう考えていたのだろうか。その答えはもう言うまでもないだろう。「ヒトミをあの世界から連れ出したい」と思っていたのは旭だけではなかったのだ。「もの」がどうとか関係ない。ヒトミも幸せになっていいのだ、と。彼女は抱え込んだ罪を赦され、カメラ、夢の中という制約はあるが旭たちと共に暮らす自由を得ることができた。今ここに、ヒトミの「ゆめ」も現実のものになった。
やはりそこにあるのは「愛」のかたちなのだろうと思う。ここまで来て、もう一度「Focus Love」を聴きなおすと、それにどんな意味がこめられているのか手に取るようにわかる気がする(というか宮蔵さんがそんな感じのことを言っていた)。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

<おまけのおまけ>

梁瀬鶴子:旭の母。そよぎさん。
クロデならあすりん先生+駄ディー(+ほんのりつばめ)と言ったところだろうか。すぐ下ネタに走ったり旭をからかったりするくせがあったりして面白い。新しい家族になったヒトミをすんなりと受け入れる器の広さがあったり、この辺りは義臣さんにちかいなあという感じがした。
3人家族なのでそこまで広い家ではないと思うのだが、動好会メンバー全員が泊り込んだりするのは大丈夫なのか?

芳永千草:千穂の母。六花さん。
パーフェクトな大女優ということになっているが実際は…?という紫苑さんのような感じ。ブロッコリーが苦手なのがなんともかわいらしい。
今は亡き夫に女優として見出されたがために、今は仕事に生きることしか出来ないのだと言う。しかし、本当のところは…
千穂が旭に対して世話を焼くようになったというのも、千草さんを支えてあげたいという気持ちが別の方向に表れたからなのかもしれない。

御厨健一:乃梨の兄。
眼鏡で委員長という点では瑞穂だし、虎吉とは違って学業も優秀。そして元DTMer。しかし妹の前では見事なシスコンっぷりを披露しては妹に引かれるというやっぱり残念系お兄ちゃん。
浮足立つ3人の女子たちとは違い、要所要所で旭に的確なアドバイスをするあたりはヘキルに近いものがある。いや遠いか。乃梨ちゃんの彼氏になるやつは大変だな()

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